佐渡島 ダイビング日和

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日々

まな板の上のデコ

「最強寒波」で、予報通り関東のほうは積雪があったようですが、
佐渡は平野部は積もりませんでした。
大佐渡はひと晩で中腹ぐらいまで白くなって、
裾野はまだ秋の華やかな雰囲気だったのが、一斉に落葉して、
シルエットのような木々の枝振りが、
冬の女王のケープのレースの裾飾りに様変わり。

寒さが厳しさを増すにつれ、脂が乗って、
どんどんおいしくなっていく佐渡のお魚さんたち。
久しぶりに実家に帰ってみますと、どどーんと、まな板の上に、
鯉ならぬデコが。

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佐渡ではデコと呼ばれることもある、この、見覚えのあるお魚、
なにをかくそう、コブダイなんです。
30cmくらいのメスなので、まだおデコは出ておりません。
「釣った!」とドヤ顔の父。

ゲストの方に、「コブダイって食べられるんですか?」と聞かれることが少なくないのですが、
もちろん! 食べられますとも。
コブダイは、佐渡の漁師の世界では、いわゆる雑魚の扱いなので、
沿岸に暮らす方ほど、なじみがなく、食べない傾向にあるようです。
こういう、いわば劣った魚を食べてきたのは内陸の文化で、
多くは流通していませんが、国仲育ちのわたしは、年に1回くらいは口にします。

キュウセンなどと同じベラ科のお魚ですので、
水分が多く、柔らかい肉質です。
これからの季節は脂が乗るので、
味噌に漬けて水分を少し抜いて焼くのがおすすめです。

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今回は、珍しくお刺身に。
北小浦のコブダイの顔が浮かんで、どうしても食べられない、
とおっしゃっていた方がおりましたけど、
わたしは、そういうところはかなりドライな性分です。
醤油に付けると、表面にぱっと脂が散る感じで、
程よく身も締まっていて、おいしくいただきました。

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ツアー

スーパームーンにお願いっ!

穏やかな小春日和が続いています。
こういう日には、自然が厳しくて理不尽なものだということを、
うっかり忘れてしまいそうになります。
今朝がたの地震は、佐渡でも場所によっては少し揺れたようです。
皆さま、大事ございませんでしたでしょうか。

少しさかのぼりまして、11月14日はスーパームーン!
今回の満月は、なんと68年ぶりの近さだそうです。
案の定、T様からお誘いがありまして、ナイト in 虫崎決行です。

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前回のナイトから、それほど時を経ておりませんので、
タマガワコヤナギウミウシやサキシマミノウミウシは、
目移りするほど豊富です。

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今回はコヤナギウミウシも見られました。
交接中でしょうか。

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ネズミウミウシは、8月くらいからちらほら見ています。

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冬の妖精、アカエラミノウミウシも現れはじめました。

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コノハミドリガイは、浅所で見かけることの多いウミウシです。

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これ、おわかりになりますでしょうか。
動いている糸くずのようなものがワレカラで、
2匹が戦っているらしいのですが、すみません、
うまくピントが合いませんでした。

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駆け足で番外編を。
砂の中からゆらゆら伸びている2本の腕は、メガネクモヒトデの一種です。
5本あるうちの2-3本の腕だけを、砂から出して振り回し、
毛にからまったプランクトンなんかを食べているそうな。

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ヤツデスナヒトデは大型のヒトデで、日中は砂の中に身をひそめています。
かなり獰猛な肉食性で、
ナマコに乗りかかって食べているのを見たことがあります。
ナマコはなまじ生命力が強い生き物なので、
半分溶けたようになりながらも、なかなか死ねない様子なのが、辛そうでした。

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透明な体壁に色とりどりのイボイボが美しい、カザリイソギンチャク。
30m以深の少し深いところに多いようですが、
水深10mほどの網に引っかかるように咲いていました。

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タコはこのところよく見かけます。
ダイビングポイントでのマダコの産卵、抱卵は収束していますが、
この小型のタコは10~11月が旬で、店頭にもよく並びます。
小木あたりでは「クモダコ」と呼んだりするようです。
マダコよりも少し小型なように感じますが、種類は不明です。

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こちらはマダコの稚仔だと思います。
たくさん見かけました。お母さんが命がけで守っていたあの命は、
いま、すくすくと育っています。

T様いわく、11月はナイトに最適の季節。
陸は涼しく、水もまだ身を切るほどに冷たくはなく、
ウミウシなどのマクロ系が目白押し。
もちろん異論はございません。個人的には6月もおすすめです。
皆さまもいかがですか。
不定期開催ですが、大潮の夜は確率が高いです。
お問い合わせくださいませ。

ツアー

ただすぎにすぐるもの

たゞすぎにすぐる物、ほかけたるふね。人のよはひ。はる、なつ、秋、冬。【枕草子】

水中クリスマスにご参加くださいました皆様、ありがとうございました!
当日は温かく、お天気も良く、海況も良好。
皆さまの精進のたまものでございます。

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エス・ワァルドでは、来週のアワビステーキツアーを1年の潜り納めにするゲストが多いのですが、
他のショップさんでは、水中クリスマスが大きな節目になっているようです。

北小浦を愛し、今年も訪れて下さいました皆々様、
そしてお世話になりました、各ショップのスタッフの方々、
1年間、本当にありがとうございました。
来年もまたお会いできる日を楽しみにしております。

今年の夏は、近年まれに見るほど、
魚影の濃い、イキイキとした濃密な海でした。
あの美しい夏!

そんな夏もはやゆき過ぎ、今回のダイビングは、
しみじみと、季節のうつろいを感じさせるものでした。

人間という、この、矮小で頑固で畏れを知らない生き物は、
もしかしたら自らの運命に打ち克つことができるかもしれないけれど、
季節のうつろいを止めることはできない。

季節が変わるころになると、いつも、枕草子の一節を思い出します。

日々

冬来たりなば

一気に気温が下がりました。
わたしの暮らす標高300mでは、今朝は、雪!

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うっすら積もりました。

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小佐渡はちょうど、紅葉の見頃を迎えた山の頂付近だけが、
かすかに雪化粧。

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今回の冬型は長くは続かず、週末には緩む予報ですが、
遅からず、本格的な冬の到来です。

ツアー

クリスマスツリー 入りました!

木枯らしに身も心も、お財布の中身まで冷え切っているイノマタです。
気温が乱高下しておりますが、
みなさま、お風邪など召されませんよう。

本日北小浦の赤岩にクリスマスツリーが入りました。
来週末に向けて、盛り上がってまいりましょう!

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水温は18℃ほど、透明度は10m前後です。
ドライスーツはレンタル無料ですので、お気軽にお申し込み下さい。

ツアー

ハロウィン・ナイトに行かナイト! in 虫崎

日本人のくせに、なんてうそぶいているうちに、
すっかり日本にも定着してしまったらしいハロウィン。
今年のハロウィンは新月でした。

新月といえばT様、
大潮の夜ならナイトに行かナイト! in 虫崎、決行いたしました。
水温は19℃、心配していた海況も良好です。

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のっけから、サキシマミノウミウシ祭。
ナイトですと、光の加減で体地が青白く透けてキレイですね。

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秋らしいタマガワコヤナギウミウシも豊作です。

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ミヤコウミウシも見られました。

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驚きましたのは、キャンプで使う折り畳み式の椅子のような姿で漂う、
こちらの生き物。

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ウミグモなんです。クモと申しましても、6本足ですけれども。
小石の裏なんかによくへばりついています。
こういうふうにお出かけする能力? があるのは、知りませんでした。

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ところどころにアヤニシキが咲いています。
この美しい海藻は通常7月ごろに現れるのですが、
水温が同じくらいになるこの時期にも見られるのですね。

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全然期待してなかったのですが、真打ダンゴウオも登場!
もうやって来ているのですね!

水温も高いので、
海の中はゆるやかな過渡期なのかとばかり思っておりましたけれど、
着実に近づいてきている冬の足音を、暗闇のかなたに聞いたような、
夢見心地のハロウィンナイトでした。

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