佐渡島 ダイビング日和

MENU
日々

この桜が人生で最後の桜になるかもしれない

ソバでも有名な、羽茂大崎の、
法乗坊のエドヒガンザクラを見に行ってまいりました。

種蒔き桜とも呼ばれておりますこの古木、
見事な桜とうわさには聞いておりましたものの、
ちょっとばかり遠いのと、いやいや、どうせ実際はそれほどでもないんでしょ~
などと勝手に値踏みしておりまして、
今回もそれほど乗り気ではなかったのですが、
行ってみましたら、本当に素晴らしい桜!

IMG_0167_convert_20170419094418.jpg

カレンダーなんかの写真で見ますと、それほどでも?
と思うのですが、桜というよりも、ケヤキのような大木。
手前に人が立つと、大きさがよくわかります。

IMG_0169_convert_20170419094443.jpg

ひとつひとつの花は、こじんまりしているのですが、
空を覆うように広がる枝いっぱいに咲いています。
幹の肌の感じなんか、
いかにも桜然とした、艶々した黒褐色とは似ても似つかず、
ごつごつとしていて、しわくちゃの、乾いた明るい色の樹皮を、
所々苔が覆っています。

IMG_0176_convert_20170419094535.jpg

樹齢は300年程度と推定されています。
長い年月の果てに、桜はこういう姿を見せるのですね。

遠景から、川向うの田んぼに水鏡で写り込む姿は、
いっそう幻想的です。

IMG_0193_convert_20170419094653.jpg

水面に咲く夜桜。

IMG_0197_convert_20170419094721.jpg

帰りしな、日本昔話から抜け出してきたような、
腰の曲がったおばあさんが、膝を押さえながら、
ひょこひょこ、桜の下に向かって来るのに出会いました。

うちへ帰るとこなんだけも、せっかく明かりもついとるようだし、
桜でも見て行こうかと思うて。

そうおっしゃって、笑いながら、また、ひょこひょこ、
危なっかしい足取りで歩いていきます。
そのご様子ですから、近所の方でしょうか。

長い年月を、法乗坊の桜と共に暮らしてきた老婆が、
静かな宵に、満開の桜を見上げている姿は、
胸が苦しくなるような美しさでした。

桜には老人が似合うと思いませんか。
誰にとっても、
この桜が人生で最後の桜になるかもしれない、ということを、
思い出させるからでしょうか。

スポンサーサイト
アフターダイブ

春の宵の桜

上越市の高田公園の夜桜は、
日本三大夜桜にも数えられるとか。
4月は、ぽっかり空いた空白のような静かな1ヵ月なので、
この機会に行って見よう! と思い立ちました。
ところがいざ、という段になって、
なかなか予定がすりあわず、3度ばかり挑戦したものの、
結局連休をとれずに、これはいよいよ縁がないのだと、
泣く泣く今年はあきらめました。

代わりに、満開の佐渡の夜桜をどうぞ。
まずは金井尾花の熊野神社です。

IMG_0118_convert_20170418160429.jpg

IMG_0114_convert_20170418160356.jpg

ここの桜は、国仲では特に先駆けて咲くように思います。
お祭りも他より早めです。

金井新保の大慶寺の参道も、ライトアップされていました。
薄紅の手毬のような花房が、闇を背景に、無数に遊んでいるような。

IMG_0132_convert_20170418160613.jpg

IMG_0135_convert_20170418160717.jpg

お祭りでにぎわった八幡さまのライトアップはかなり控えめ。
おまかせで撮ると、ぼんぼりがぼやあっと浮かぶだけ。

IMG_0141_convert_20170418163418.jpg

マニュアルモードに切り替えると、桜の木が浮かび上がってきました。

IMG_0145_convert_20170418160844.jpg

IMG_0147_convert_20170418160928.jpg

撮影するにはこれくらいの明るさが、かえって幻想的なのかもしれませんね。
デジカメなどよりは、人間の目の方が優れていると思うことが多いのですが、
闇に目が慣れても、肉眼ではここまで見えないのです。

IMG_0155_convert_20170418161031.jpg

カメラを通してだけ見える夜桜。なんだか不思議。

アフターダイブ

大佐渡スカイライン開通しました

この冬は雪が多かったとおっしゃる方が多いのですが、
わたしの印象は違っていて、年々、
小雪記録を更新していくような心地さえしております。
今年は、春が遅い感じでしたのに、早くもスカイラインが開通いたしました。

こんなに早く登ったことがなかったので、今まで知らなかったのですが、
自衛隊の駐屯地の手前に、ミズバショウの群生地が。

IMG_0067_convert_20170418134850.jpg

IMG_0071_convert_20170418135004.jpg

道路わきにはカタクリも咲き始めています。

IMG_0092_convert_20170418135234.jpg

IMG_0087_convert_20170418135201.jpg

カタクリは、連休のはじめくらいが見頃になりそうです。
白雲台のあたりはまだ雪がかなり残っています。

IMG_0078_convert_20170418135036.jpg

「千竜桜」などという、
個人的にはあまり好みではない名前で呼ばれてしまっている、
妙見山のキャンプ場のミネザクラは、まだかたい蕾です。

IMG_0081_convert_20170418135056.jpg

例年5月の連休明けが見頃で、背後の斜面の雪が最後まで残っていて、
五月晴れの青空とのコントラストが素晴らしい景観を見せます。

日々

桜の樹の下には鬼が

4月15日は、待ちに待ったお祭りの日。
鬼太鼓の日でございます。
本当に、この日のために1年間、頑張ってまいりました(泣)

例年ですと、うららかな春の陽気に恵まれることが多いのですが、
あいにく冷たい雨が、朝方から降りしきっていて、
門付けしてくださる鬼さんたちは、本当にお辛そうでした。
幸い午後には雨もやみ、気温も上がってまいりました。

IMG_0023_convert_20170418105843.jpg

まずは金井新保の、八幡さまのお宮入から。
4組の鬼が揃い、1時間余りも舞い続けます。

IMG_0002_convert_20170418105714.jpg

国仲系の鬼は、赤、青ひとつがいの鬼が、
1匹ずつ舞うのが特徴です。
後半には獅子も登場して盛り上がります。

[広告] VPS


掛け声には、「そら打て、そら打て」と
「そら舞え、そら舞え」のふた通りあるようです。
八幡さまでは新保が「そら舞え」でした。
踊りの型も少し違いますね。

[広告] VPS


お宮入が終わると、見物人は半分以上も帰ってしまうのですが、
まだまだ神事は続きます。
猿田彦様が、おつきの者ども? を従えて、
満開のソメイヨシノの下を、しゃなりしゃなり。

IMG_0042_convert_20170418105759.jpg

お宮入から流鏑馬までの一連の神事は、
3時間以上続く長丁場ですが、何度見ても飽きません。

さて、日が暮れてからは、小倉のお宮入へと参ります。
前浜系と呼ばれる、つがいの鬼が、
神楽に合わせて一緒に舞うタイプの鬼太鼓では、
最大規模のお宮入です。
わたしは隣接する集落の出身なのですが、
この鬼さんたちが毎年門付けに来てくれるのが、心の底から誇らしい。

[広告] VPS


翌16日は、エス・ワァルドのある加茂歌代のお祭りの日。
朝7時、鬼太鼓がまわってきます。
両津の鬼太鼓は、国仲系の踊りですが、
能に見られるようなすり足の要素が強いように思われます。

[広告] VPS

アフターダイブ

与六郎桜、まだ蕾です

急に暖かくなってきました!
佐渡は、越後よりも少し、桜の開花が遅いのですが、
さすがにソメイヨシノが開き始めました。

ヤマザクラは、ソメイヨシノよりもさらに遅れます。
北小浦の名物、与六郎桜は、ヤマザクラの中では早い手なのですが、
さすがにまだ、蕾です。

IMG_9338_convert_20170414160404.jpg

色は出てきていますが、今週末には咲かなそう。
来週半ばくらいから見頃になりそうですね。

IMG_9340_convert_20170414160449.jpg

海洋センターのソメイヨシノは、今週末が見ごたえがありそう。

IMG_9342_convert_20170414160543.jpg

桜というのは不思議な花で、
本当の満開のピークはそれほど魅力がなくて、
咲き切らないうちか、散り始めてからのほうが、心揺さぶられます。

日々

春の祭典・そのほかの面々

季節のシロウオや稚魚たちのほかに、
ほかでは見かけないような、
河口域ならではの生き物たちをご紹介いたします。

IMG_9039_convert_20170401140048.jpg

白いドジョウのようなお魚、
こちらはミミズハゼです。
ミミズなのかハゼなのか!?
まあ、どちらかといえば、ハゼなのでしょうね。

ukigori_convert_20170401135911.jpg

ジャイアント馬場似のこちらは、ウキゴリ。
愛嬌のあるお顔です。
ゴリはハゼの異名で、浮いているハゼ、という意味らしいのですが、
水深10cmほどでは、沈むしかありませんものね。

IMG_9273_convert_20170401135502.jpg

毛皮をまとったこちらのイケメンは、モクズガニです。
よく見るとメスを抱きかかえています。
川のカニですが、繁殖のために海に下って来ているのです。
冬から春にかけて繁殖期を迎えるようです。

[広告] VPS


砂に身をひそめるモクズガニ。

秋、ちょうど稲刈りが終わった時分に、祖父がよく、
集団で川を下ろうとするモクズガニをカニカゴで獲って、
大鍋いっぱいに煮て、家族でぐるりと囲んで、
無我夢中で頬張ったのは、懐かしい思い出です。
モクズガニは上海蟹(チュウゴクモクズガニ)の近縁なので、
カニミソは非常に濃厚な味わいです。

あのカニは、河口から10kmあまりも旅をするカニだったのでした。
その旅のタイミングを見計らい、1年の農作業のご褒美にしていたのは、
実に優れた、山に暮らす者の智恵でした。

日々

春の祭典

3月のホタルイカが終了いたしましたので、
(まだ4月がございますとも)
場所を変えまして、シロウオをねらいます。

佐渡でシラオウと呼ばれているものは、
正確にはシロウオで、ハゼ科の魚です。
佐渡の河口付近ではどこでも、比較的よく見られるようです。
特に加茂湖水系に遡上するものと、
国府川水系に遡上するものは、時期になりますと、
個人売買もされているようです。

日が落ちたあと、国府川の河口付近の波打ち際を、
根気よく探しますと、ちらほら。
写真撮影は至難の業! 水深わずか10cmです。

20173281_convert_20170329090656_convert_20170401110754.jpg

けっこう頑張ってこの有様・・・
シロウオは夏から冬を海で過ごし、春、川を遡上して産卵すると、
1年の短い生涯を終えるのだそうです。

さて、シロウオのほかにも、
水深10cmの世界を賑わわせる面々が。

IMG_9048_convert_20170329090434.jpg

サケの稚魚ではないかと思います。
放流はまだなので、自然繁殖した個体なのでしょう。
こちらは川から海へと下ってきたところ。

sake_convert_20170401140253.jpg

このカットですと、なんとなく、
サケの背中っぽい感じが伝わりますでしょうか。

もう1種、何やら異常に警戒心の強そうな、
すばしっこい子がいます。
ライトを当てると軽いパニックに陥って、
あっという間にどこかへ泳ぎ去ってしまいます。

ayu_convert_20170401112210.jpg

シロウオよりも白っぽく、少し大きめで、顔がとがっています。

ayu2_convert_20170401112229.jpg

ピンボケなのですが、色など、
目で見た感じがよく出ています。

sirouo_convert_20170401112249.jpg

こちらがシロウオ。口のところが平べったくなっていますし、
おなかの浮き袋が黒斑のように見えます。

ayu3_convert_20170401113447.jpg

2時間ねばって、長靴の中までびしょびしょにして、
かろうじて撮影できた奇跡の1枚。
アユではないでしょうか。
アユは河口付近で産卵し、春、川を遡上して行きます。

海へ向かうもの、川へ還るもの、
叙事詩のクライマックスへと昇りつめてゆくもの、
いままさに奏ではじめたもの、
さまざまな生命が交錯する、ひそやかな饗宴です。

日々

ホタルイカ信仰

早朝に水揚げ?いたしました鮮度抜群のホタルイカ、
その日のうちにいただきました。

IMG_9235_convert_20170401095927.jpg

まずはシンプルに釜揚げ、生姜醤油。
もはやイカというよりカニです。カニミソです。

IMG_9237_convert_20170401100055.jpg

ホタルイカでピッツァ。

IMG_2254_convert_20170401100605.jpg

旬のギョウジャニンニクと炒めて、塩だけで味付け。
イカワタソースをパンでぬぐいとって完食です。

他県からはるばるやってきて店頭に並んでいるホタルイカとは、
本当に別物です。
これは鮮度がものを言う食材なのですね。

佐渡に暮らし、気まぐれに現れるホタルイカを獲って、
その日のうちに食す。
この一連の流れこそは、わたしの信仰と言っても過言ではありません。
もっとも、信仰を守り抜く一途な信者とは、
到底申せませんような、ぐうたら者ですけれども、
心底佐渡人でよかったと思う1日でした。

該当の記事は見つかりませんでした。