佐渡島 ダイビング日和

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ツアー

この夏の海のことなど① 沈船のヌシ編

夏の間、すっかり更新が滞っておりました。
2017年のダイジェストを、駆け足でお伝えしたいと思います。

まずは人気スポット、見立・沈船から。
なんと、昨年のコブダイ順位No.1のハンサム君が姿を消し、
No.2がトップに躍り出ました。
ダイバーの目の前で、くるんと身をひるがえすポーズがお得意。

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ファニーフェイスの色白さんです。

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観察を続けておりますと、このオスは、
大きい方の船の上には決して上がってきません。
これはもしかすると、繰り上がりは起こっておらず、
No.2は今年もNo.2で、
人馴れしていないために、姿を見せないNo.1が、
ほかに存在しているのかもしれません。

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予測No.1はこの子かな? 船の中に入っていることが多く、
ダイバーを見ると、すうっと船内に姿を消してしまいます。
ただしこのオスが、船のトップに上がっているところは見たことがないので、
推測の域を出ません。

9月の下旬に入ると、No.2までもが姿を消しました。
冬に備えて縄張りを離れているだけなのか、
新たな抗争が勃発して敗退したのか、
ますます目が離せない見立・沈船です。

日々

月夜の蟹

10月4日が中秋の名月でした。
今回は、満月じゃない十五夜なのですね。

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「月夜の蟹」という言葉を、わたしは知らなかったのですが、
ソトヅラばかりで中身のないことを言うのだそうです。
秋の満月のころ、カニは脱皮をするので、
この時期のカニは身がスカスカになることから、生まれた言葉だとか。

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最近、スーパーでよく見かける「ワタリガニ」。
「ワタリガニ」はガザミの別称ですが、これはただのガザミでなく、
やや南方系のタイワンガザミですね。

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目に鮮やかな青色。
気づけば、並んでいるガザミはすべてタイワンガザミでした。
かつてはガザミしか並んでいなかったように思います。
いつからこんなふうになってしまったのかな。

ツアー

秘技☆メバルing

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北小浦の「魚礁」名物メバリング。
とりあえずこれさえ見せておけば!
ネタがなーんにもないとき(泣)のガイドの救世主です。

近付きすぎると、リボンがほどけるようにバラけてしまうので、
驚かさないようにそおっと距離を縮めるのですが、
あえて押して動かしてやると、
いくつかのかたまりをひとつにまとめられるらしいことを発見!

中層にぼんやりとしたメバル軍団。

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思い思いの方向を向いて、リラックスした様子。

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一点に向かって押してやると、集まり始めます。

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もうちょっと緊張感が欲しい感じかなー。

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ぐぐぐっと詰まってきました。

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メバリング・ボールの完成!

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メバルたちが近い!

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お客さま少なめでしたので、さらにねばってこの迫力です。
ふう、いい仕事したなー。自己満足。

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日々

こんなよい月夜にツキヨタケ

ご無沙汰しております。イノマタでございます。
あっという間に、レジャーダイビングのシーズンも終盤。
今年は夏が遅く、秋が早かったですね。

早い秋に誘われて、例年よりひと足早く顔を出しました。

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思えば昨年、条件は良好だったにもかかわらず、
ひと足先に、ヒラタケと間違われて採りつくされる!
という悲しい事件が起こってしまったツキヨタケ。
1年待った甲斐があって、今年はたっぷり堪能いたしました。

満天の星空のもと、神秘的な輝きを放つツキヨタケ。

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数日遅れて、T様と一緒に再チャレンジ。
上弦の月が明るく夜空を照らし、ひと味違った雰囲気に。

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すべて30秒シャッターを開放して撮影しています。
肉眼では、ここまで鮮明ではありませんが、
目が慣れてくると、文字くらいは読めそうな明るさに見えます。
これは、たぶん、実際の明るさよりも明るく、
脳が見せているのではないか、と思っています。

ツアー

わたしたちに明日はない

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春濁りも収束し、還ってまいりました、
ナイトの女王、T様。
明日(仕事)がないわたくしたち、
5月20日、小木にて、
午後9時エントリーのわがままナイトです。

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お目当てのヤリイカは、産卵ラッシュは終了した模様。
孵化はもう少し先になりそうです。

小木は岩礁に囲まれているため、巻貝が豊富です。
お客様にご紹介するまでもない生き物ですが、
夜の貴婦人たちがあで姿を、しばしどうぞ。

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アシヤガマガイ。

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ミミガイ。

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オトメガサガイ。

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キサゴは、砂底に棲む巻貝ですが、
どの図鑑を見ましても、「とぶ」、と書いてあるのです。
今回、映像は撮れなかったのですが、
ライトに驚いて、確かにとんでおりました。
飛ぶ、というよりも跳ぶ、
鉄砲玉のように跳躍する感じでした。

引き続き巻貝を。

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エダウミウシ。

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セトミノウミウシ。

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キイロイボウミウシ。

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ミズタマウミウシ!
唯一ガイドらしい仕事をいたしました。

ツルアラメの上には、クサウオの幼魚がちらほら見えました。

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こちらはスナビクニンかもしれません。

クサウオがこれだけ表に出てくる?と、
ダンゴウオ、ホテイウオのシーズンは終わりなのかな、
という気がいたします。

まだこの世界に入る以前、
海に入ることができない(と思っていた)冬の間、
琴浦から宿根木に至る波蝕台の上をあてもなく歩きながら、
台地の奥のほうに溜まっている、
小さな貝殻を拾い集めて過ごしたものでした。

あのころ、夢中になって探し求めた海の贈り物たちが、
今は目の前で生きて動いています。
海は神秘的なものですが、
人間の人生もまた不思議なものです。