佐渡島 ダイビング日和

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ツアー

北小浦近況

5月に入りました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
なんとなく、まだ春の気配が残っているような5月です。
透明度は10m以下の状態が続いていますが、
浅所ではだいぶ春濁りも解消してきました。

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ゴールデンウィークの総ざらいを、駆け足でご報告いたします。
まずは北小浦から。
岸に近く水深の浅い長手は、
深場よりは若干透明度が上がってきました。

ただしホテイウオ幼魚は終盤です。

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カワイイよりも、若干キモチワルイ感じになってしまってます。
移動能力も格段に高まってきていて、
なかなかファインダーに収まってくれません。
この子も沖に帰る日は近そう。
実際、連休の中盤には、わたしは1匹も確認できていません。

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このところ安定して登場してくれているマツカサウオ。
何となく動きが緩慢になってきています。お年を召したのかな。

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ダブルでご登場のスナビクニンさま。
お住まいのメカブをみかけると、この子を探さずにはいられません。

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色も模様もさまざま。

赤岩は、半年ぶり? にヤマトが登場!

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ち、ちとお寒うございますな、なご様子。
動きは緩慢ですが、体色は白く、
メスを追うような様子も見られましたので、繁殖行動も、
これから徐々に活発になっていくのではないでしょうか。

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ゲストと記念撮影するも、ややツレない態度。

ホテイウオ幼魚はこちらも少なめでした。
ウミウシもぱっとしないなあ。

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個人的には大好きなツメウミウシ。これはけっこうおりました。

最後に奇跡的に赤ダンゴを発見!

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水面近くに、2mmほどのカイアシの1種がたくさん浮遊していました。
これは安全祈願祭のころには、水深20m付近に密集していたものです。

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この小さな小さな生き物が、春濁りの海を浄化してゆくのでしょうね。

日々

来年の今ごろにはきっと

4月の新月がめぐって、ホタルイカのシーズンも幕を下ろしました。
21日の23時頃目撃情報があったほか、
24日、25日、26日は日付が変わった時分から、
空が明るくなりはじめる4時頃まで、接岸が見られました。

総合しますと、満潮の時刻に正確に呼応しているというよりも、
3時ごろが接岸のピークになる場合が多かったようです。

もう来ないだろうとたかをくくっていた29日の早朝には、
最後と思われる接岸が起こりました。
朝5時に連絡をもらって呆然とするわたくし。
諦めきれずに住吉のヘッドランドに急行しますと、
小規模ながら身投げが起こっていた痕跡が確認できました。

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来年の春、この場所で、
キラキラ光る波打ち際に目を凝らす瞬間が、
今からもう待ちきれません。

埠頭へ回って、
藻の上にひっかかっているホタルイカを拾い集め、
大慌てで茹でて、その日ちょうど、
島外からいらしたお客さまにも食べていただくことができました。

大変お世話になった皆様、
平日の早朝に、連日お付き合いくださいましたT様、
貴重な情報をくださいました愉快なD氏、
本当に本当にありがとうございました。
また来年もお会いしましょう!

ツアー

姫津にガイドロープが入りました!

南風の日が続いて、春たけなわです。
冬中北西風にさらされる姫津も、
湖のようなベタ凪の日が多くなりました。

ゴールデンウィークに向けて、
ガイドロープを設置いたしました。
アーチのあたりは、こんな感じです。

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まだまだ春濁りが続いていますが、
先週暴風警報が出ていたので、
北小浦よりも、少しばかり回復が早いように思います。

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連休が待ち遠しいですね。

ツアー

北小浦安全祈願祭

4月23日は北小浦の安全祈願祭でした。
今年1年のダイビングの安全を祈念いたしまして、
2礼2拍1礼。

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1本目は赤岩へ。
透明度はまだまだ3mほど。
水温も10℃から上がりません。
水深20m付近に、プランクトンのカイアシ類が
濃密になっている層が見られました。

まずはミズダコがお出迎え。

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ウミウシ類はちょっと、不作なのかな。
いろいろな卵塊が付着しているのですが、
姿を確認できたのは、小さなジボガウミウシ、
寒い海を好むフラベリーナ・ベルルコサなど。

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トップのツルアラメ林では、一心不乱に探すものの、
ようやく1匹だけ、ダンゴウオ幼魚を発見。

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2本目は長手へ。
この時期の長手はマクロ天国ですが、
その名に恥じず、いきなりハゴロモウミウシです。

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カスミハラックサウミウシ。

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ヒブサミノウミウシ。

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エムラミノウミウシ。

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数年来、気になっていたこちらのミノウミウシは、
生殖腺が緑色であることをのぞけば、
アカエラミノウミウシの特徴を持っているように思います。

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ホテイウオの幼魚は、ちょっと不気味なくらい巨大化して、
旅立ちの日は近そう。
実際、22日に入ったときよりも数が減っていました。
もう、柄もほとんど消えてしまっています。

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北小浦はいま、桜の花盛り。

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ボートで往復する間も、
背後の山に点々と咲く山桜が目を楽しませてくれます。
与六郎桜も満開になりました。

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今年は少々花付が悪そうですね。
北小浦の方によれば、そういう年が時々あるのだとか。

弁天食堂さんの桜も満開でした。
海を背景に咲くやさしい八重桜です。

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日々

この桜が人生で最後の桜になるかもしれない

ソバでも有名な、羽茂大崎の、
法乗坊のエドヒガンザクラを見に行ってまいりました。

種蒔き桜とも呼ばれておりますこの古木、
見事な桜とうわさには聞いておりましたものの、
ちょっとばかり遠いのと、いやいや、どうせ実際はそれほどでもないんでしょ~
などと勝手に値踏みしておりまして、
今回もそれほど乗り気ではなかったのですが、
行ってみましたら、本当に素晴らしい桜!

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カレンダーなんかの写真で見ますと、それほどでも?
と思うのですが、桜というよりも、ケヤキのような大木。
手前に人が立つと、大きさがよくわかります。

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ひとつひとつの花は、こじんまりしているのですが、
空を覆うように広がる枝いっぱいに咲いています。
幹の肌の感じなんか、
いかにも桜然とした、艶々した黒褐色とは似ても似つかず、
ごつごつとしていて、しわくちゃの、乾いた明るい色の樹皮を、
所々苔が覆っています。

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樹齢は300年程度と推定されています。
長い年月の果てに、桜はこういう姿を見せるのですね。

遠景から、川向うの田んぼに水鏡で写り込む姿は、
いっそう幻想的です。

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水面に咲く夜桜。

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帰りしな、日本昔話から抜け出してきたような、
腰の曲がったおばあさんが、膝を押さえながら、
ひょこひょこ、桜の下に向かって来るのに出会いました。

うちへ帰るとこなんだけも、せっかく明かりもついとるようだし、
桜でも見て行こうかと思うて。

そうおっしゃって、笑いながら、また、ひょこひょこ、
危なっかしい足取りで歩いていきます。
そのご様子ですから、近所の方でしょうか。

長い年月を、法乗坊の桜と共に暮らしてきた老婆が、
静かな宵に、満開の桜を見上げている姿は、
胸が苦しくなるような美しさでした。

桜には老人が似合うと思いませんか。
誰にとっても、
この桜が人生で最後の桜になるかもしれない、ということを、
思い出させるからでしょうか。